minipiro’s diary ~流産から学んだこと~

流産経験とその後。一人で抱え込まないで!

不妊治療のあれこれ

こんにちは。minipiroです♡

今日は不妊治療について書きたいと思います。すでに不妊治療を頑張っている方にも、検討している方にも参考になればいいなと思います!

 

一言に不妊治療と言っても様々なものがあります。

まずは、不妊の原因を調べるところから始まります。その原因に応じて最適な治療法を選択していくのです。治療には保険適用のものも適用外のものもあります。

主にどんな治療法があるのか見ていきましょう。

 

1.タイミング法

排卵日の予測をして仲良しするタイミングを合わせる治療です。

タイミング法はまだ「治療」を始めていない方でもやったことのある方法ではないでしょうか。クリニックにかからず、自分でタイミングを計る場合は、基礎体温グラフや生理周期などから予測します。生理周期が安定している方はこれで十分な場合もあります。生理周期が安定しない方や基礎体温のグラフが不安定な方は、なかなか正確な予測日を割り出すのは難しいので、クリニックに行ってみるとよいかもしれません。

クリニックでは、まず、排卵予定日より前に経腟超音波で卵子が入っている袋(卵胞)の大きさを確認します。卵胞の大きさが20㎜くらいになると排卵すると一般的には言われています。それを踏まえて、超音波で確認した卵胞の大きさから排卵日を推定します。尿中や血中のLH値(排卵を促すホルモン)を測定して排卵日を予測することもできますが、経腟超音波での推定が正確さが高いと言われています。排卵日の2日前から排卵日までに仲良しすると妊娠しやすいので、予測日を割り出したら、そのタイミングで仲良しするようにします。

 

2.排卵誘発法

その名の通り、排卵を誘発させる方法です。内服薬や注射薬によって卵巣を刺激し、排卵を起こさせます。通常は、排卵のない方や排卵が起こりにくいと診断された方が行います。ただし、タイミング法や人工授精の妊娠率を上げるために行われることもあります。排卵誘発剤にも様々な種類があり、それぞれ効果や副作用などが異なります。

(1)クロミッド、セキソビッド

性機能中枢である視床下部に作用し、黄体化ホルモン・卵胞刺激ホルモンの分泌を促進します。内服薬で副作用が比較的少ないため、比較的軽い視床下部排卵障害に使われています。また、人工授精を行う周期で適切な排卵日を設定するためなどにも使用されます。確率は高くはありませんが、多胎妊娠になる可能性があるようです。

(2)ゴナドトロピン製剤

この製剤は注射剤です。無排卵周期症や無月経などの症状の方に使用されます。強力な排卵誘発効果が期待される一方で、多胎妊娠や卵巣過剰刺激症候群などの発生頻度が高いというデータがあり、注意が必要であると言われています。

(3)ドパミン作動薬

高プロラクチン血症性排卵障害に使用されます。高プロラクチン血症性排卵障害とは、産後の母乳を分泌させるホルモンが産後以外の時期に高くなり排卵障害を引き起こす状態のことです。血中のプロラクチンを低下させる作用が期待でき、高い確率で排卵を回復させることができると言われています。

 

3.人工授精

男性不妊症(精子に何らかの問題がある)の場合に主に行われます。採取した精液から運動している精子を洗浄・回収し、排卵の時期に合わせて子宮内に注入することで妊娠を試みる方法です。副作用として、出血や腹痛、熱が出ることもあるため、女性側の仕事との両立などをきちんと夫婦間で話し合う必要がありそうです。施行回数6回程度までで妊娠に至らなかった場合は体外受精を考えることを進められることが多いようなので、そうなった場合のこともきちんと話し合っておくとよいもしれません。治療がうまくいかないと、些細なことで落ち込んだり怒りの感情が沸いてしまったりしがちです。落ち着いて話せるときに細かい部分まで気持ちのすり合わせをしておくことは大切だと思います。

 

4.体外受精

膣から卵巣に針を刺して卵子を取り出し、体外で精子と受精させ、後日受精卵を子宮内に返す方法です。これを胚移植と言います。他の治療で妊娠に至らなかった場合の最終手段として使われる方法です。卵子精子が自然に受精できない場合は、卵子の中に直接精子を注入して受精させる顕微授精という方法がとられる場合もあります。

最終手段とは言っても、30代に突入してからの不妊治療の場合は、早めに体外受精に切り替えることを検討したり、最初から体外受精を検討することを進められることもあります。クリニックなどでよく相談するとよいでしょう。

私の友達には最初から体外受精を行い、30歳を過ぎてから初産。その時に凍結していた受精卵を第一子が3歳になったタイミングで移植、無事に第二子を出産したという子もいます。若い時に受精卵を凍結して保存しておいてよかったと言っていました。もちろんこの方法にはそれなりにお金もかかります。夫婦間でよく話し合い、クリニックでよく相談し、納得のいく治療を進められるといいですね!

 

いつ子供が欲しいのか、何人子供が欲しいのか、本当に子供が欲しいのか?、自分の今の年齢から考えたらどうすべきか…不妊治療のことを詳しく知ると、イメージがしやすくなると思います。私の友達の中にはいろいろ調べた結果、自分はここまでして子どもが欲しいわけじゃなかったと夫婦二人で仲良く楽しく仕事も思いっきり頑張りながら暮らしていくことを決断した子もいます。

夫婦それぞれにいろんな形がある時代、自分たちが本当に望む未来をイメージして納得のいく選択ができるといいですね。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございます。

みなさんが自分の望む毎日を送れますように…♡