minipiro’s diary ~流産から学んだこと~

流産経験とその後。一人で抱え込まないで!

赤ちゃんがお腹に来る前に♡

こんにちは!minipiroです♡

夏休みでリフレッシュにたくさん外出していたので、少し更新が遅くなってしまいました。。皆さんは楽しい夏休みを過ごせましたか??

さて、今日は赤ちゃんがお腹に来てくれる前に私がやっていたこと・やっておいた方がいいことについて書きたいと思います。

 

1. 健康な体を保つこと

まず一番大事なのは、自分の身体を健康に保つことです。赤ちゃんをお腹の中で育てるということは、とても体力を使います。せっかく赤ちゃんがお腹に来てくれても、母体が健康でなければ赤ちゃんを守ってあげることができません。

よく言われることですが、バランスの取れた食事と適度な運動、ストレスをためないことがとっても大事です。「あー、はいはい。そんなの誰でも知ってるよ。」って感じですが、本当に大事です!!

体が健康でないと、子宮も健康ではなくなります。年齢とともに子宮も卵子も老化していくので、【体内年齢】を若く保つための努力をすることは重要!全く運動しない人は、いつもより少し歩く時間を確保してみるだけでもよいと思います。また、普段から貧血気味の人は改善しておくべきです。赤ちゃんをお腹に宿すとたくさんの血液が赤ちゃんの方へ流れます。赤ちゃんの分まで、健康な血液を確保するためにも、鉄分の補給は欠かせません。なかなか食事だけでとるのは難しいので、サプリメントを活用するのもいいと思います。35歳を超えてくると、卵子の老化との戦いになるので、若いうちに若くて健康な卵子を凍結しておく人も増えていますよね。私は、若いころにそんなこと思いつきもしませんでしたが…今20代の方々は、私たちが若いころよりも情報がたくさんある時代なので、さまざまな選択ができてうらやましい限りです。いずれ赤ちゃんは欲しいけど、今は仕事も頑張りたい!まだ理想の相手と出会っていない…という方は、一つの選択肢として、【卵子凍結】を調べてみるのもいいかもしれませんね!

私はもともと運動が好きなので、赤ちゃんがお腹に来る前からよく運動をして汗をかいていました。赤ちゃんがお腹にやってくると、血液を赤ちゃんに送るため、母体の体温や心拍は上昇します。それに備えて適度に心拍の上がる運動(少し早歩きのお散歩を15~20分程度)をしておくと、心拍があがる練習ができてよいかもしれません。体力もつきます!

食事に関しては、無理なダイエット(特に激しい食事制限)などはせず、おいしいと感じるものを腹八分目で食べ、少し食べ過ぎてしまったときは運動で調整するのが良いと思います。無理なダイエットは栄養のバランスを崩しますし、疲れやすくなるなどの体の不調の原因になりかねません。また、妊娠には適度な脂肪も必要です。(妊娠すると勝手についてきますが。。笑)バランスをきちんと調べて、カロリー計算をし、毎回の食事に反映させられればベストですが、それもやりすぎるとストレスになるので、ざっくりどの食材がどんあ栄養素を含んでいるか(タンパク質、ビタミン、ミネラル、適度な脂質、カルシウムなどなど)を頭に入れて、最近足りてない栄養素ないかな?とセルフチェックできるようになるとよいと思います。

私は、100均で冷蔵庫に貼れるホワイドボードシートを買って、よく使う食材を書き出し、横に栄養素をメモしておいて、食べたら〇をつけるという方式で管理しています。(毎日チェック、1週間で更新)これで、「あれ?今週はこの栄養素を取ってる回数が少なすぎる!」をチェックできます。

ストレスにならない程度に食事と運動に気を付けて、身体を健康に保ち、体内年齢の若返りを目指しましょう!

 

2. 葉酸サプリ

ベビ待ちさん達は一度は耳にしたことがあるであろう【葉酸】胎児の正常な発育にとって重要な栄養素であり、人体の成長に必要な栄養素です。

「造血のビタミン」と呼ばれ、ビタミンB12とともに赤血球を生成します。また、DNAやRNAなどの核酸やタンパク質の合成を促進し、細胞の生産や再生を助けます。

特に女性は妊娠前から摂取することが推奨されています。通常の推奨摂取量は1日250μgほど、妊娠中は500μgと言われています。

葉酸を多く含む食材は、のり、パセリ、青汁、わかめ、豆類(大豆、枝豆、そら豆)、モロヘイヤなどがありますが、毎日一定の量を摂取するのはなかなか難しいと思います。私も最初は食材でチャレンジしましたが、調理方法により失われてしまったりもするため、なかなか難しく、サプリに切り替えました。

葉酸サプリはいろいろなものが出ていますが、私のおすすめはベルタ葉酸サプリです。妊娠前・妊娠中~現在も飲み続けています。葉酸以外にも鉄や亜鉛など妊活・妊娠中に必要な栄養素がたっぷり含まれていて、美肌キープの役割も果たしてくれます。私は、これを飲み始めてから肌荒れがなくなりました!

妊活中でなくても女性に必要な栄養素がたっぷり詰まっているので、体内年齢若返り・美肌キープのためにもおすすめです!

 

3. 仲良し頻度

妊活中で一番大事なのは、結局はこれかもしれません。不妊治療でクリニックに通っていた友人が担当の先生に言われた衝撃の一言が「結局は数に勝るものはない」だったそうです。「最近妊活でクリニックに来る夫婦はレスも多いし、その時だけ集中してする人も多いからね。結局は、タイミング関係なしに定期的に仲良しで来てる夫婦が一番確率が高いんだよね。」と。もちろん、何か原因があって治療をする必要がある場合もあるかもしれませんが、結局は夫婦がどれだけ仲良しできているかが重要なようです。子供は「愛の結晶」とも言いますし…?

【タイミング療法】を行っている方は多いと思います。基礎体温やホルモン・生理周期の記録を参考に排卵日を割り出すと思いますが、繊細なもので、ちょっとしたストレスなどで、前後してしまうことも多々あります。もちろん排卵日チェッカーなどで毎回タイミングを計っていれば、確率はかなりあがりますが…今日は絶対仲良しする日!しなきゃいけない日!となってくると、男性側が協力的でなくなってしまう…など、残念ながらよく聞く話です。

タイミング療法を繰り返して、少し神経質になってしまっているご夫婦は、作業になってしまわないように、工夫をしてみるのもいいかもしれませんね。ベタにちょっとおしゃれな下着をつけてみたり、普段と違うことをしてみたり…?男性は単純なので、セクシー下着攻撃なんかは結構効く気がします。笑

私はできるだけ旦那様のほうから誘ってもらえるように仕向けていました。時にはお酒の力も借りて、自分から誘ってみたり…結婚何年目かとかお二人の関係性によってさまざまだとは思いますが、せっかく二人の大事な赤ちゃんを授かるための行為が作業みたいになってしまうのも悲しいので、夫婦にとって少しでもいいコミュニケーションの取れる、満たされる時間になるといいですよね。

どうしたらいいかわからない!という方には、こんなものもありますよ!

私も使ってみたことあります!(照)効果のほどは・・・♡♡♡

マンネリ・作業化してる方はぜひ!別に作業でいいなんて言わずにぜひ!笑

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

【赤ちゃんがお腹に来る前に♡】いかがでしたか?妊活中の方の参考になったらうれしいです!皆さんのもとにコウノトリが舞い降りますように♡

 

流産経験を通じて思ったこと

こんにちは!minipiroです♡

今日は流産を経験して思ったことをいくつか書きたいと思います。

ベビ待ちの方にも参考になると思うので、最後まで読んでいただけたら嬉しいです♡

 

1.心にゆとりを持つべし!

振り返ると妊娠中はいろいろなストレスを抱えていたように思います。私の場合は特に仕事関係とお金関係。まとめると【働き方】に関してです。

仕事の人間関係でストレスを抱えており、妊娠していることもギリギリまで隠していたため、多少身体に負担のかかる仕事をしてしまったりもしました。

さらに、子供が欲しいと思ってはいたものの、自分の想像よりも早いタイミングで赤ちゃんを授かれたことで、急にお金のことも心配になりました。旦那は普通のサラリーマンだし、自分も稼ぎがすごく少ないわけではありません。ですが、私はフリーランスのような働き方をしていたので、産休は保険で助成金があるけど、育児でお仕事をしない間は完全にお給料がゼロになってしまう…という状態でした。いつまで働けるか、いつから復帰できるか、復帰するときまで今まで一緒に仕事をしていた会社とのつながりは保てるのか…計算通りにいかなかった場合はどうするか…など、不安だらけでした。少しでも今のうちに稼いでおこうと多少の無理もしたかもしれません。

もちろん、このことが流産の直接の原因なわけではありません。でも、「次のためにちゃんと考えよう」とは強く思いました。

何よりも安心して心穏やかに安定して働ける環境を手に入れようと思いました。

私の場合は、いったん落ち着こう。。と思い、旦那にも相談して「派遣で働く」という選択をしました。時間がきちんと決まっていて、安定的にお仕事が継続でき、派遣会社のコンシェルジュの方ときちんと話せば、自分の理想に限りなく近い形で働ける環境が手に入ると思います。私はこの際だからとワガママな条件を言いまくり、いくつかの会社を訪問して、現在の会社に決めました。

私が何よりも優先したのは、「在宅を取り入れている」という点。通勤時間が短縮できるのはとても大きなポイントだと思います。もし、次に赤ちゃんを授かれた時も無理なく働けると考えました。最初の仕事を覚えるまでは出社していましたが、今は週に1~2回の出社でOKで、部署全体がその流れで、在宅の働き方も確立されているので、特に不便もありません。とても満足しています。

通勤時間がなくなったことで、朝と夕方に時間のゆとりができました。そこで、さらにプラスアルファでプチ副業を始めました。まだまだ初心者ですが、ウェブ広告の運営を勉強しつつとにかく経験を積むために運用してみたりしています。

正社員で忙しく働いていると休日を犠牲にしないとできないようなことが、隙間時間の積み重ねにできるのは、とても大きなメリットだと思っています。

派遣での安定的な収入というベースを持ち、さらに少しずつですが副業でプラスが生み出せるようになったことで、とても心にゆとりが持てるようになりました。

仕事が忙しすぎると家事がおろそかになってしまったり、なんで自分ばかりやらなきゃいけないのかと不満に思ったりすることもありましたが、今ではそんなことはなくなり、旦那はいつも感謝してくれて、夫婦仲もより良くなった気がしています。いいことづくめです!!

 

2.自分の体調に敏感になるべし!

これまで、健康診断で引っかかったこともないし、特に自分の体調を見つめなおすことはありませんでした。でも、今回の経験を通していろいろと思うことがあり、身体の中の環境を整えることも大事だなと感じました。特に流産直後から普通の体調に戻るまでの間は、いま体に何が足りていなくて、何を欲しているのか?などをよく考えるようになりました。わかりやすい例で言えば、貧血気味だから鉄分を摂取するというようなことです。正直、あまり不調になったことが今まであまりなかったので、この薬が効いた!とか、このサプリがいい!などの経験もあまりなく、ビタミンとかミネラルとかプロテインとか…まるで興味がありませんでした。笑

でも、さすがに流産後ひどい貧血になって鉄剤を飲んだら、みるみる顔色や体調がよくなっていくのを経験して、身体ってすごいというかおもしろい!と思いました。

そこで今までまるで興味のなかったサプリメントについて調べて飲んでみたり、野菜の栄養素について調べてみたり、自分の体調の変化にも敏感になるようになりました。

健康の世界は知れば知るほどおもしろく、怖いこともあります。こうやってみんな健康オタクになっていくのかな?と思いました。私はあまり過剰になりすぎないように、ほどほどにしようと思っていますが…あれはダメ!これはダメ!これは摂取しないと!!とやりすぎると、それこそストレスになってしまうので。。笑

でも、ベビ待ちの身としては、体内の環境を整えておくことは絶対損ではないと思うので!自分の目で見て、体感して、信じられるものは続けていこうと思っています。

ちなみに、1度目の妊娠の前から唯一飲んでいた葉酸サプリは今も続けています。飲み始めて割とすぐに赤ちゃんを授かったため、これだけは宗教のように信仰して飲み続けています。笑(たぶん偶然だけど。気持ちが大事。笑)

 

いくつか書くと言ったけど、項目にしたら二つでした。笑

でも、結構大事な二つだと思います。赤ちゃんを望むすべての方の参考になれば幸いです♡最後までお読みいただき、ありがとうございます

 

 

 

流産後の妊活

こんにちは!minipiroです♡

今日は流産後の妊活について私の実体験を元に書きたいと思います。

なんだかんだ一番大事なのは【気持ち】だよなぁ…と思います!

 

1.流産~入院

私は20週を過ぎての流産だったので、普通の分娩と同じ流れで処置をされました。赤ちゃんがお外に出てきてしまった後、お腹に残った胎盤を取り出す処置をして、そのまま入院になりました。通常のお産後と同様、しばらくは出血が続きます。私は貧血になり、トイレに行くのも大変でした。

しばらくはベッドで安静で、子宮を元の大きさに戻すための収縮剤を点滴します。20週の赤ちゃんの大きさでも子宮は通常より8~10㎝大きくなっていました。この大きくなった子宮が収縮するときの痛みがいわゆる「後陣痛」というやつですが、これが想像以上に痛かったです。

翌日になると痛みも貧血も少し落ち着き、食欲も戻ってきました。ベッドの上で本を読みながら過ごしました。コロナ渦だったため面会禁止で寂しかったです。

流産から2日後に診察を受け、1か月後に子宮の状態をチェックするため受診するよう言われて、退院の許可が出ました。

入院中、一番つらかったのは、病棟に赤ちゃんの泣き声が響き渡っていることです。産後入院しているママたちが赤ちゃんを連れて通路に出ると、どうしても泣き声が聞こえてきます。病室は個室だったので、目の当たりにすることはありませんでしたが…。退院後もしばらくは、赤ちゃんを見るのも妊婦さんを見るのも嫌でした。。

 

2.流産後の過ごし方

私は体調というよりメンタルが辛くて仕事はガッツリ1ヶ月半お休みしました。外に出れば、赤ちゃんや小さな子供、妊婦さん、子連れのママ…見たくないものを見なくてはなりません。それが何より辛かったので、スーパーに行くのすら嫌でした。

体調としては、退院後数日出血が続きました。貧血防止に鉄剤を処方されていたので、それをしばらく飲みました。それ以外は身体は元気でした。

本を読んだり、テレビを観たり、食べたいものを食べたり…旦那はしばらくの間、在宅勤務をしてそばにいてくれました。すぐ実家に帰ろうかとも思ったけど、旦那の近くにいる方が安らぐので、やめました。両親にはもちろんなんでも話せるけど、やっぱりこの流産の痛みや苦しみは実際に一緒に体験した旦那が一番分かってくれると思いました。旦那にしか言えない気持ちもありました。

流産後は心も体も傷ついています。自分を思いっきり甘やかして、とにかくゆっくりすることが大事だと思います。私は、この休息期間があってとてもよかったと思います。私の好きなように休ませてくれて、甘やかしてくれた旦那には本当に感謝です。

今回の流産で考え方や価値観が変わり、大切なものや優先順位がはっきりしたような気がしました。長期のお休みを経て、私は今までの仕事をやめ、ゆったりと働くことに決めました。今までは、仕事もお金を稼ぐことも大事だと思っていました。でも、私にとって一番大切なのは、家族であり、一番優先すべきは家族との時間だと今回の経験を通じて強く感じました。

結果、今は仕事とプライベートのバランスをうまく取りながら働くことができていて、とても充実した毎日になりました。心のバランスも取れ、前向きになることができています。

 

3.妊活の再開

退院から1ヶ月後、病院に行って診察を受けました。子宮もほぼ元の大きさに戻り、血液検査の結果も問題なしで、「再開した生理を1回見送って、妊活スタートして大丈夫だよ」と言ってもらえました!

なので、流産から約2ヶ月後から妊活再開はOKになったということになります。あとは、気持ちの問題です。。私は流産後にゆっくりしながら「また流産したら赤ちゃんがかわいそうだし嫌だな」とか、「私は本当はそうしたいのかな」とかいっぱい考えて考えて…。旦那ともたくさん話をして。いろんな感情はあるけど、「やっぱり子供が欲しい」という答えが出ていたので、先生からGOサインが出て素直に妊活再開できる!うれしい!と思うことができました。

ネットで調べると、流産後の生理を待たずに妊活したとか、すぐできたとか、生理は2回見送らないとダメとか…いろんなことが書いてあって、どれが正解かはわかりませんが、私も旦那も担当の先生を信頼していたので、素直に先生の言うことに従うことにしました。

それから3ヶ月。まだ赤ちゃんを授かれてはいませんが、自分達のペースで頑張りたいと思います。

 

前期破水とは

こんにちは!minipiroです♡

今日は私の身に起こった【前期破水】に関して書きたいと思います。

どの段階で起こったか、どの程度なのかによって対処法はそれぞれです。私の体験や担当の先生から聞いたお話を元に書いていきますね!

 

1.前期破水とは

簡単に言うと、赤ちゃんが産まれるより前に羊水が流れて出てしまうことです。羊水が減ってしまうと赤ちゃんの発育に影響するため、早産のリスクが高まります。

妊娠37週を過ぎていても、それより前の早産でも赤ちゃんより先に羊水が出てしまえば、「前期破水」ということになります。

 

2.前期破水ってどんな感覚?

経験談などを聞いてもかなり様々です。ブチっと音がして水が出てきたという方もいれば、お漏らしをしたような感じでじわーっと出てきたという方もいます。

私の場合は、おしっこちびっちゃったかな?という尿モレのような感覚でした。私の場合はじわじわと少しずつ破水していたようで、結果的に完全破水になってしまったという感じで、自分で感じた尿モレの感覚以外にも、普通におしっこをするときに一緒に漏れ出していた可能性もあると言われました。

おしっこと羊水はなかなか見分けがつきにくく、破水しちゃったかもしれない!と病院に行ったら、ただのおしっこだったということもあるし、その逆もあるようです。中には、尿モレの感覚も破水した自覚もなく、検診で羊水が少ないことに気づくという方もいるそうです。

 

3.前期破水が起こってしまったら

どのタイミングで前期破水を起こしてしまったかによって、対処法は異なります。

担当の先生によると、前期破水自体は「よくあること」だそうです。それがどのタイミングで起こるかが問題なのです。

破水をしたということは、卵膜が破けてしまったということです。つまり、子宮の外と中がつながってしまったということになります。破水をしてしまうと細菌感染のリスクがあります。また、すでに細菌が感染したことで卵膜が弱くなり破けたとすれば、胎児へと感染が広がる可能性が高くなります。

赤ちゃんを外へ出すのか出さないのかの判断基準は34週を過ぎているかどうかだそうです。37週を過ぎていれば、ほとんどの場合は自然に陣痛が来てお産となるようです。37週より前でも、破水をすると陣痛が来て早産になることが多いそうです。

34週を過ぎていれば、赤ちゃんの肺機能はだいぶ成熟しているので、陣痛が来なければ、分娩誘発や帝王切開などで赤ちゃんをお外に出してあげることが多いそうです。お腹の中にいる方が感染のリスクが高く、感染するとまだ弱い赤ちゃんはいろんな障害が起きかねないからです。

では、34週未満で破水してしまったら…?

ハイリスクなお産にも対応できる病院(NICUなどのある病院)だと、赤ちゃんを助けられ境目は26週を過ぎているかどうかになるそうです。NICUでは26週を過ぎていれば、未熟な赤ちゃんが出てきても対応できるようです。

では、さらに早い段階だったとしたら??

26週未満の赤ちゃんは外で生きていくにはあまりにも未熟すぎます。肺が十分に育っていないため、自分で呼吸することができないし、その後うまく肺が育たない可能性が高いです。また、なんとか赤ちゃんをお腹の中にとどめておく処置をするにしても、卵膜が破れてしまった状態のお腹の中は細菌感染のリスクがかなり高いので、とても難しい判断だと言われています。

私の場合はもうすぐ21週というところだった上に、ほぼ完全破水(お腹に羊水がほとんどない状態)だったので、正直「赤ちゃんを助ける」という選択肢はないも同然でした。担当の先生には、「方法があるとすれば【人工羊水注入】をするという方法だけど、卵膜に穴が開いている以上、注入してもすぐにまた漏れ出してきてしまうし、持たせられても運が良くて24週くらいまで。目安の26週まで持たせるのはほぼ不可能に近く、それまでに亡くなってしまう可能性もある。万が一助けられたとしても障害が残る可能性はかなり高く、本当に厳しい。おすすめはしない。というか、本当につらいと思うけど諦めた方がいい。」と言われました。この時は、「赤ちゃんを諦める」という選択をすることに自分を納得させるのがとても大変で、似たような体験・決断をされた方のブログにずいぶん助けられました。

 

4.前期破水の原因

前期破水の原因としては、絨毛膜羊膜炎による膜の炎症、羊水過多・子宮奇形・多胎妊娠などで子宮の中の圧力が上がってしまったことによる膜の破裂などがあります。羊水検査で羊水穿刺したことが原因となる場合もあるそうです。でも、このようなはっきりした要因がないのに破水してしまう原因不明も多いのが現実だそうです。

私も、はっきりとした原因は特定できないと言われました。ただ、膣鏡での内診で少し子宮に炎症があったから、何かしらの菌に感染した可能性があると。でも、それも何をしたから感染したというわけでもなく、防ぐのは無理だったから自分を責めないでねと言われました。(涙)

これといった予防法もないということです。

現代の最先端の医療でも卵膜を修復するということはできないそうで、破水だけはどうしようもないんだとか…それだけ、妊娠・出産は奇跡で神秘なんだなと思います。

 

5.前期破水を経験した方、赤ちゃんを諦める決断をした方へ

とにかく自分を責めないで!

あの時私がこうしていれば…あんな行動を取らなければ…と何か自分に原因があったのではないかと理由を探して自分を責めてしまうことがあると思います。私もそうでした。でも、原因が特定できず、予防法がないとなれば、ママだけに責任があるということは決してありません。私もそう自分に言い聞かせて、少しずつメンタルを回復させました。今は、きっとこれも意味のある経験だったんだと思えるようになりました。

担当の先生が「もう40年近く産科の医者をしていて、たくさんの妊婦さんを診てきたけど、連続で同じ理由で前期破水になって流産したという人は見たことがないから、きっと次は大丈夫だよ」と言ってくれました。もちろん100%ではないと思うけど、とても勇気づけられました。周産期医療にも長く携わっていた先生なので、説得力もあったし、信じて頑張ろうと思います!同じような体験をした方がもし読んでくれていたら、すぐに立ち直るのは難しいかもしれませんが、一緒に頑張りましょう!

 

まさかのおうちのトイレで…

>>前回の続き

 

赤ちゃんはもう諦めるしかないと決断し、病院で処置する日を決めた翌日…

結構な量の出血を繰り返してしまい、再び病院へ。整理の多い日用でもあふれ出るほどの出血で、少し怖くなりました。破水してしまったので、身体がその後の準備をしているのだと言われました。つまり赤ちゃんをお外に出す準備を…悲しい。。

なかなかの出血量でしたが、処置をしてくれる先生が出張で処置日まで病院にいなかったため、処置をする日までは安静にしてくださいということで帰宅。「ただ、破水をしてしまっているので、自然に陣痛が来ることもあります。できるだけご主人に家にいてもらうようにしてください。」と言われました。

お家に着くと、なぜか出血は収まっていましたが、旦那は念のために週末の予定もすべてキャンセルして、お仕事は在宅で、おうちにいてくれました。

その翌日にまた出血がひどくなり、不安な1日を過ごしました。そして、翌朝…今まで感じたことのないお腹の痛みで目覚めました。でも、初産なので陣痛は経験がなかった上、出血がひどくなったあたりからお腹が張って便秘だったので、何の腹痛かはっきりわからず、横になっているのも辛かったので、いったんトイレに座ってみました。

そうしたら、急激に痛みが強くなって動けなくなり、出てきちゃう!という感覚があった次の瞬間、にゅるん!と…赤ちゃんが産まれてしまったのです。。赤ちゃんはかわいそうだし、お腹は痛いし、貧血で気持ち悪くなるし、もうパニック状態でした。

大声で旦那を読んで、病院に電話して、へその緒がつながったままの赤ちゃんをタオルでくるんで…。。もうすぐ21週というところで産まれてしまって、とてもとても小さかったけれど、ちゃんともう赤ちゃんでした。

トイレは殺人事件でも起きたのかと思うほど血まみれで、私は泣いていたし、旦那はよく対処してくれたなぁと思います。本当に感謝です。

病院に行ってからは、すぐにへその緒を切られ、胎盤を掻き出す処置をされました。赤ちゃんは助産師さんがきれいにしてくれて、ベッドに連れてきてくれました。

とってもきれいなお顔で、小さな爪もありました。かわいい女の子でした。

小さな小さな赤ちゃんを見たら、また涙がこみあげてきて、「もっとお腹の中にいさせてあげられなくてごめんね」「元気に産んであげられなくてごめんね」って思いました。助産師さんが「かわいい女の子だね」って言ってくれてとてもうれしかったです。

「処置をするより自然に産まれた方が母体へのダメージが少ないから、赤ちゃんが出てきてくれたのかもね。親孝行だね。」って言われて、また涙が止まらなくなりました。

私はそのまま入院になりましたが、赤ちゃんと旦那と3人の時間を作ってくれたり、火葬するときにお手紙とかお洋服を一緒に入れられると説明してくれたり、病院側の対応がとてもよくて、ほっとしました。

初日は貧血がひどかったものの、体調は順調に回復し、2日で退院できました。

そして、退院した翌日に斎場へ行き、赤ちゃんがお空へ行くのをお見送りしました。お手紙と、折り紙を入れて…ちゃんと小さなお骨も残りました。名前もちゃんと付けました。もしまた子供を授かることができたら、この子から一文字引き継ぐ予定です!

壮絶でとても悲しい経験でしたが、時間がたった今ゆっくりと振り返るといろいろと考えさせられることがあります。いい経験とはさすがに言えないけど、あの子が私たち夫婦にたくさんのことを教えてくれたのは間違いありません。

きっと今日もお空の上から私たちのことを見守ってくれていると思います。

いつかまた私たちのところへ戻ってきてくれますように…♡

待ちに待った胎児スクリーニング

2023年2月1日:胎児スクリーニング検査

 

普段の検診でなかなか性別が分からなかったので、私はこの日をワクワクしながら待っていました。それどころではなくなるなんて、思いもせず。。

 

胎児スクリーニングはいつもと同じようにお腹にジェルを塗って始まりました。

お腹にエコーを当てた瞬間、先生が「あれ?これは…羊水がほとんどない!」と言いました。先生の声色からも相当やばいことだとすぐにわかりました。

「現状赤ちゃんは元気で健康です。」と言われましたが、「これは、つらい決断を迫られるかもしれないよ。」と言われ、この検査は終わりました。

胎児スクリーニングは胎児専門の方がやってくれたので、すぐ担当の先生と話してまた呼ぶから待っててと言われ、1時間ほど待合室で待ちました。その間ずっと携帯で【羊水 少ない 赤ちゃん無事】とか【前期破水 赤ちゃん助かる】とかそんな検索をずっとしていました。どれも絶望的な記事しかなく、もうパニック状態でした。

担当の先生に呼ばれ、赤ちゃんを助けることは難しいという話をされました。現代の最先端の医療でも、破水だけはどうにもならないと。。待っている間にそういう記事をたくさん読んでしまったからか、言われた瞬間は「あぁ。。やっぱりそうなんだ…。」と、気持ちがしゅんと萎えて、でもどこかで受け入れている自分がいました。

「今ここで詳しい話をしても入ってこないと思うから、ご主人に連絡して、半休取れるならすぐにでも、無理なら外来の診察時間過ぎた夜でもいいから、ご主人と一緒にもう一度病院においで。」と言われました。

放心状態で病院を出て、おうちに向かって歩きながら旦那に電話をしました。旦那の声を聴いた瞬間、涙が止まらなくなって、「赤ちゃんが…赤ちゃんが…」としか言えず、旦那は「落ち着いて!ちゃんと呼吸して!」とおろおろ。。

電話つなぎっぱなしでひとしきり泣いて、ようやく旦那に内容を報告。すぐに半休を取って、帰ってきてくれました。

それからもう一度病院に行くまで、2時間くらいおうちでぼんやりしましたが、その間に「やっぱり、なんとかしならないのかな。」とそればかり考えるようになっていました。

そして、改めて旦那と一緒に病院へ行って説明を受けました。いわゆる【前期破水】というやつでしたが、私の場合、普通の破水みたいにどばーっと一気に破水したわけではなく、赤ちゃんを包む膜(羊膜)にできた穴から少しずつちょろちょろと破水して、結果ほぼ完全破水になったということでした。今の医療でも羊膜を修復することはできないそうです。

私はちょうど20週を過ぎたところでした。お腹も少しポッコリしてきて、実感も強まっていたところで、この事実は本当に受け入れがたく、やっぱりどうにかお腹の赤ちゃんを助ける方法はないのか??と思いました。

私の担当の先生は、周産期医療の最先端と呼ばれる場所にいた経験があるらしく、その経験も踏まえて、話をしてくださりました。

「なんとか赤ちゃんをお腹にいさせてあげる処置をしたとして、運が良くて24週くらいまで。そこで産まれてしまったら、障害が残る可能性は90%に近い。その過程で亡くなってしまう確率も高い。辛い決断だと思うけど、母体へのダメージもあるし、私は今回はあきらめて、次に備えた方がいいと思う。もし、納得できないのなら、専門の設備が整った大学病院の紹介状を書くから、セカンドオピニオンとして受診することはできるけど、たぶん同じことを言われると思うよ。」と言われました。

22週未満だから、処置をして赤ちゃんを外に出してあげた方がいい、と。

担当の先生は温かくて、とても優しくて、話し方に思いやりも説得力もありました。旦那は私の身体も考えて、今回は諦めて次の望みにかけようと言いました。でも、私はその場で「分かりました、諦めます。」とはどうしても言えなくて。先生も「今日起きた出来事で急にこんなこと言われても気持ちの整理がつかないと思うから、今ここで返事しなくてもいいよ。ただ、身体のためにも決断できたら1日でも早く処置した方がいいよ。」と言ってくださったので、決断したら連絡するということで、いったん帰宅しました。

頭では諦めるしかないんだろうな…とは思っていても、なかなか気持ちがついていきませんでした。旦那もお前が納得できるなら、セカンドオピニオン受けてから決めるでもいいよと言ってくれました。悩んでもやもやしたまま一晩過ごしました。何よりも辛かったのは、もう羊水がほぼなくなってしまっているのにも関わらず、赤ちゃんは元気だったということです。もちろん、この状態が続けば弱っていってしまうのは分かっていましたが…「今、元気でお腹にいるのに。。」とどうしても思ってしまいました。

でも、このまま羊水のないお腹にいるのは赤ちゃんもきっと苦しいだろうな…と思い、いろんな感情はありましたが、決断しました。

翌日、改めて旦那と一緒に病院へ行き、処置をする日などを決めました。私は、その日からずっと仕事を休み、旦那はその日から在宅にして大好きなゴルフもキャンセルして、ずっと一緒にいてくれました。

私のケアをしてくれて、優しくしてくれる旦那には「性別が分かったよ!」って報告する日のはずが、こんな報告になってしまって申し訳ないという気持ちでいっぱいでした。支えてくれたことを本当に本当に感謝しています。

前の記事にも書いたかもしれないけど、ここまで優しい人だとは思っていませんでした。笑

きっと私たちの元に来てくれた赤ちゃんが教えてくれたんだと思います。

続きはまた次回・・・

 

 

 

4ヶ月間のマタニティライフ

週数で言うと20週だけど、妊娠に気づいてからで言うと4ヶ月弱。

これまでの人生でたぶん一番濃くて幸せな期間だったと思います。

前半は少し体調の悪い時もあったけど、そんなにつわりはひどい方ではなく…うわさに聞く、ポテトが無性に食べたくなる現象も経験しました。笑

あと、私はなぜか無性にオレンジジュースが飲みたくなりました。なぜ??笑

あんなにお酒が大好きだったのに、旦那が目の前で飲んでいても全く気になりませんでした。これには、自分もびっくりでした!笑

自分が母になるという実感や覚悟はまだまだできていなかったかもしれないけれど、お腹に命が宿っていると感じながら過ごすことはとても特別な気分でした。

検診でエコー写真をもらうたびに、前回と比べてこんなに大きくなった!小さいおててとあんよが見える!と夫婦で感動していました。

 

体調が安定してからは、たくさんお出かけしました。

ドライブしたり、温泉に行ったり、動物園に行ったり…

妊娠が分かる前から予約していたウェディングフォトを撮る旅行は、飛行機に少し不安を感じつつも決行!結果的に行けてよかったし、流産という結果になってしまってから振り返れば、お腹の赤ちゃんと一緒に行った旅行として、思い出に残すことができてよかったと思います。お腹は全然目立たない時期だったけど、たくさん写真も残せたし!(※もちろん、妊娠中のフライトは賛否両論あるとは思いますが…)

 

旦那はとにかく優しくて、家事の手伝いもしてくれたし、いろいろワガママも聞いてくれて、思いっきり甘えていました。普段からは想像つかなかった。笑

旦那のいい面に気づけたのも、とてもいいことだったと思います。

そして、この後の悲しい出来事に直面した時の旦那を見て、ますますこの人と結婚してよかったと思うのです。(ノロケ。笑)

結婚前はけんかやすれ違いも多かった私たち夫婦ですが、妊娠・流産を経てとても絆が深まりました。私たちの元へやってきてくれた赤ちゃんに本当に感謝です。

赤ちゃんは今じゃないと思ったら1回お空へ帰るんだってって言ってくれた人がいました。もしかしたら、私たちの絆を深めるために一旦お空へ帰ったのかもしれません。そして、以前よりもっと仲良しになった私たちを確認して、安心したらきっと戻ってきてくれるんだと思います。今ではそう思えます。

私と同じようにお腹の赤ちゃんがお空へ帰ってしまった方がいたら、こんな風に考えられうようになるといいですね。時間はかかるかもしれません。でも、きっと前を向ける日が来ます。焦らずに進みましょう。

 

マタニティライフは不安もしんどいこともたくさんあると思いますが、振り返れば幸せなことや楽しいことの方がはるかに多いです。なくしてしまうと余計にその大切さが身に沁みます。もちろん、人それぞれ事情はあると思いますが。

今お腹に命を宿しているママさんたちは、どうか10ヶ月のマタニティライフを楽しんで、大切に過ごしてくださいね!